PARK CONCEPT&HISTORY /
水上公園のこと

PROJECT TEAM

  • 株式会社スピングラス・アーキテクツ

    松岡恭子

    プロジェクト全体を統括するトータルデザインと、建物の共同設計を担当しました。公園を敷地に官と民が力を合わせて都市空間を変えるプロジェクトに、コンペの段階から関わることができました。私は「魅力的な公共空間」をデザインすることを、いつも目指しています。公共空間とは必ずしも行政管轄の場所とは限らず、民間建物も公共性を持つことができます。色々な人が集い、散策し、記憶に残る体験をする場所。そんな空間が多ければ多いほど、その街は魅力的です。このプロジェクトが引き金になり、福岡のウォーターフロントが素敵になっていくのが楽しみでなりません。

  • MMLD 松下美紀照明設計事務所

    松下 美紀

    景観照明のデザインを担当。⽔と光はとても相性が良いものです。建物から透過した光とそれを映し込んだ⽔⾯で移ろう光が⾵景の幅を広げます。⽔辺の眺めや場を楽しむために、広場のロングベンチを中⼼にステップや植栽などどの場所も佇みの眺望の妨げとならぬように重⼼の低い光環境を創出、屋上デッキには船の帆を印象づける優しく照らされた多機能のマストポールをデザインしました。この光の帆はその動きにより⾵を⾒ることができます。まるで夜間に出航する帆船のように。それを⾒る、そしてそこから⾒られる夜景をぜひ体感してください。

  • リズムデザイン一級建築士事務所

    井手 健一郎

    私たちリズムデザインでは、スピングラスアーキテクツとともに、休養施設(SHIP’S GARDEN)の建築設計を担当させていただきました。三角形の敷地形状をした水上公園は、その2辺が川に面し、敷地の先端は海に向かっています。まち中にいながら豊かな自然を感じることができる場所です。設計にあたって、どこにいても水辺を感じことができ、たくさんのまちの表情を楽しむことができる場、そこで思いおもいに時間を過ごす人びとの姿も含めて「まちの風景」になるような場づくりを目指しました。このプロジェクトが、まちの魅力を再発見し、再考していく契機となれれば嬉しいです!

  • 株式会社スピングラス・アーキテクツ

    野畑拓臣

    スピングラス・アーキテクツの担当スタッフで、松岡のアシスタントを担いました。コンペ当初からオープンまでを振り返ると、福岡市さん、西鉄さんをはじめ、様々な方々が力を合わせて創り上げた結晶のようなプロジェクトに感じます。設計の担当者としては、次から次にやってくる協議と課題の連続に驚く暇なくチームの力で解決していき、無事オープンを迎えることができてホッとしています。これからいろんな方々にお越し頂き、楽しい時間を過ごして頂けたら、とても嬉しく思います。

  • エスティ環境設計研究所

    井口 直

    「水上の丘 River Hill」をコンセプトに公園設計に取り組みました。水上公園のランドス ケープは、芝生がつつむ緩やかな水上の丘を中心に利用者の様々なアクティビティを育みます。水上の丘は、周囲よりも高さを上げることで建物との一体感を形成するとともに、 色々な高さから水辺の景観を楽しむことができる視点場や、イベント時のステージ等とし て機能します。また、丘の周囲を囲うように配置したベンチは、公園の雰囲気が周辺へと にじみだしていき、明治通りを歩く人々がふと座ってみたくなるような仕掛けとしてシン ボリックなデザインとしました。

  • 西日本鉄道株式会社企画開発部

    花村 武志

    本プロジェクトは、福岡市さまをはじめ、本事業を推進頂いたFDCさま、設計・施工・管理・店舗・販促等多くの方々と同じ船に乗り合わせ、共に帆をあげて進めていったプロジェクトでした。官民共同のPartnership、コンソーシアム間の“Relationship”を通して、公園内で自由な市民活動が生まれる“Citizenship”、友人・家族・恋人たちと思い思いの時間が過ごせるような“Friendship”が深まり、本プロジェクトが“もっと福岡が楽しくなる”、“もっともっと福岡を好きになる”ことの一助となることを願います。

  • 株式会社西鉄エージェンシー営業本部

    山本 憲司

    私ども西鉄エージェンシーでは『公園の日々の賑わいを創出する』というミッションにおいて、イベントの制作・誘致・管理運営などといった「賑わいづくりの総合プロデュース」を担います。当社はコンペ段階から参画しましたが、賑わいづくりの本番は公園がオープンしたこれから。 「都市の真中心にある水辺の公園」というポテンシャルを十分に生かし、市民の方々や市外から訪れる多くの方々の憩いのオアシスとなるように。同時に、建物の名称にもなっている「SHIP'S GARDEN」のように、この水上公園から海を越えてアジアをはじめとした世界に向けて、ここ『FUKUOKA』の様々な情報やカルチャーを発信し続ける、 そんなワクワク感のある公園を目指します。